M-1グランプリ2020の話
どうも、一発ギャグのレパートリー増やして知り合いに披露したら全部滑ったので全部ボツにしたピピン樋口です。
今年もM-1の季節がやってきた。俺はクリスマスとは無縁の生活を送っているので、12月といえばM-1という印象が強い。そういや最近年末にガキ使も見ないな。
今日は、M-1グランプリ2020の決勝進出メンバー9組の紹介と、優勝予想をしてみたいと思う。うん、正直こういうのめっちゃやってみたかった。
それでは、エントリー順に紹介していく。
【1.オズワルド】
2年連続の決勝進出となる、オズワルド。ボケの畑中のシュールなボケにツッコミの伊藤が緩やかにツッコむ、いわゆる東京スタイルのしゃべくり漫才。後半になるにつれ伊藤のトーンと会場のボルテージが上がっていく。
去年はM-1史上最高得点を記録したミルクボーイの直後という不運(?)もあったか、7位に終わってしまった。
去年の分は自己紹介、今年は本番として巻き返しを期待したい。
【2.ニューヨーク】
こちらも2年連続決勝進出を決めた、ニューヨーク。今年のキングオブコントでも準優勝しており、賞レースで勢いに乗っているコンビだ。
主にコント漫才で、ボケの島佐がクセの強いキャラを演じ、ツッコミの屋敷がおかしな部分を指摘していく。屋敷の毒づいたツッコミは絶品。
去年は審査員の松本に酷評されたが、今年はどうなる!?
【3.おいでやすこが】
ピン芸人のおいでやす小田とこがけんが組んだピン芸人コンビ。R-1ぐらんぷりのルール変更に伴い、二人は来年からR-1に出場できなくなったが、そんな年にまさかの決勝進出。
こがけんの独特な歌ボケに大声でドカンとツッコむ小田の姿には、ついつい笑わされてしまう。
R-1に出られなくなった二人は、新しい場所で輝くことができるか。
【4.マジカルラブリー】
2017年のM-1ファイナリストが、再び決勝の舞台に帰ってきた。その時の結果が最下位で、ネタ後の上沼恵美子とのやりとりは注目を浴びた。
ネタはボケの野田クリスタルが提案したシチュエーションをツッコミの村上と一緒に行うコント漫才。ネタの設定も、舞台をいっぱいに使った野田の動きもなにもかもトチ狂っているのが特徴だ。
もうえみちゃんには忘れられてるようだけど、今回はどんなやりとりが見られるのだろうか。
【5.東京ホテイソン】
3年連続準決勝止まりだった東京ホテイソンがついに決勝に上がってきた。
ショーゴの冷静なボケに対して繰り出される、歌舞伎を連想されるようなたけるのツッコミが大きな笑いを生む。
念願の決勝の舞台を、自分たちの色に染められるか。
【6.アキナ】
実績十分の実力派コンビ、アキナ。
様々なスタイルのネタを持っており、ボケの山名の言動にツッコミの秋山が困惑しながらツッコむ。
THE MANZAI・キングオブコント・M-1と大きな賞レースで何度も決勝の舞台に上がっているが、優勝することはできていない。
何度も悔しい思いをしてきたベテランは、今回こそトロフィーを手に入れることができるか。
【7.錦鯉】
ボケの長谷川は49歳、ツッコミの渡辺が42歳でM-1決勝初進出の遅咲きコンビ。M-1出場資格は芸歴に関係なくあくまで結成15年以内で、錦鯉の結成は2012年なのであと7回M-1に参加できるのが面白い。
おバカキャラの長谷川の坊主頭を叩いて快音響かせる渡辺のツッコミが気持ち良い。
第7世代の親世代、おじさんパワーを存分に見せつけてほしい。
【8.ウエストランド】
去年のM-1後、「今の世の中は人を傷つけない笑いが良い」とされたが、ウエストランドはその真逆をいく、「無作為に人を傷つける漫才」をするコンビ。
ただただ突っ立ってる感じの河本のボケに、捻くれた井口の捻くれたツッコミが炸裂する。ボケとツッコミの喋りの割合は1:9くらいである。
世間に逆らうそのスタイルは、大舞台で異彩を放つ。
【9.見取り図】
3年連続の決勝進出となった見取り図。決勝初進出となった2年前は嬉しさのあまり号泣していた盛山だが、もうすっかり常連となって、貫禄すら感じられる。
飄々とボケるリリーに、盛山のハイトーンでやかましいツッコミが響き渡る。
あまりにもベタだが、3度目の正直で優勝を掴みたい。
9組の紹介は以上。
10組目になる敗者復活枠は実質人気投票なので、今年メディアへの露出が多かったぺこぱが有利かな?
しかし、過去のファイナリストであるゆにばーす・からし蓮根・インディアンス、今年ABC優勝して若者の間で人気のコウテイ、コアなお笑いファンに人気の金属バット、KOC決勝進出の滝音・ロングコートダディ・ニッポンの社長、ラストイヤーの学天即などなど実力派もたくさんスタンバイ。混戦になるといいな。
俺のイチオシはダイタク!ほかの芸人には真似できない双子を活かしたネタが魅力。
優勝予想
○オズワルド
▲見取り図
△2,3,4,6,7,敗者復活枠
理由
◎…ハマれば強い
○…去年はやりにくかったけど今年はちゃんと見てもらえる、ネタも仕上がってる
▲…地力最上位、カードが多い
☆…毒舌が逆に効くかも
東京ホテイソンはハマるかハマらないかだけど、去年のミルクボーイみたいに大爆笑をかっさらえるかも!爆発力があるのはM-1で強みになるね。
進化が止まらないオズワルドと、面白いネタを何個も持っている見取り図も楽しみ。
まあでもこれは枠順確定しないと何とも言えんな!
こんなご時世でもM-1を開催してくれることに感謝!12月20日が待ちきれない!!