将来の話
どうも、モテすぎてバレンタインチョコをもらいすぎたピピン樋口です。
ほら、こんなに。え?泣いてないよ??
僕の将来の夢はお笑い芸人になることです。でも、その夢が最近少し遠のいてしまいました。
遡ること10ヶ月、大学4回生になって就活の準備を始めた頃のことでした。2020年は新型コロナウイルスの影響で、面接もリモートで行われたり、業績が悪化した企業は新卒の採用を見送ったりと、就活も例年通りにはいきませんでした。
そんな情勢で、僕は就活に対して不安を募らせていました。その時は本気で「今年は就職できないだろう」と思っていました。
それでも就活をしないわけにもいかないので、一番受かりやすいであろうバイト先の会社を受けることにしました(入りたくなかったけど)。ここを落ちたら他の会社も無理だろうと思っていたので、もし落ちたらお母さんに「お笑いをやりたい」と告げようと考えていました。
そんなある日、お母さんが僕の前でこんなことを呟きました。
「あんたがちゃんとしたところに就職できるかどうかが心配で死んでも死に切れんわ」
……。(これはしばらくはお笑いやるなんて言えないな…。)
バイト先の会社には捏造した会社愛をぶつけ、なんとか広き門()を通過することができました。
無事就職先が決まったのですが、この時点では3年くらい働いて養成所代と数年分の家賃が払える貯金を作ってから仕事を辞めようというプランを立てていました(辞める前提なのに採用してもらって申し訳ない)。
月日は過ぎ、ほんとに最近のことです。今年の2月頭に、今住んでいる家の家賃が2倍くらいに上がることになり、安いことが取り柄だった今の家は高くなれば家賃相応ではないという理由で引っ越しすることが決まりました。とても急な出来事です。
次の家は広いのですが、その分家賃が上がります。お母さんから引っ越しすると連絡を受けた従兄弟のおばちゃん(母の姉に当たる)は、それを心配して「母子家庭で母も60歳手前でいつまで働けるか分からんのにテメェは社会人として奨学金返済しながら母を守っていけるのか??」をめちゃめちゃ優しくした長文のラインが僕に送られてきました。
僕はもちろん自分のやりたい事より自分を育ててくれた母優先なので「大丈夫です」と返信しました。でも、正直な話奨学金の返済をすっかり忘れていて、養成所代と家賃だけでなく返済する奨学金の分も貯金を作らなければならないことを思い出しました。
おばちゃんの分には「母が病気になってもテメェが助けられんだろうな??(脅迫)」をめっっちゃ優しくした文章も含まれていたため、もう姉以外の同じ血が1デシリットルでも含まれている人間には「お笑いやりたい」なんて絶対に言えない状況になってしまいました。ピピン・ピンチって感じだ………。
や、マジでお笑い芸人なってるやつってどうやってお笑い芸人なってるんだ????でもこうなったら養成所代・家賃・奨学金・万が一母が病気になった時の入院費・手術費全部払えるだけの貯金を作るしかねえ。そのためにまず3連単を…(殴
ちゅーわけでお笑い芸人への道は険しくなったけれども、諦める気は今のところないので、とりあえず社会人生活を頑張ろうと思います。
なんでそこまでして芸人に??って思われるかもしれないけど、ここまでの人生で生き甲斐というものを感じられなかった僕が唯一本気で打ち込めると踏んだものだからです。売れてお金が欲しいとかじゃなくて、ただただ人を笑わせることを極めたい。それを職業にしたい。お笑い界の頂点に立ちたい!
…これ以上書くと気持ち悪くなっちゃうのでこの辺で失礼します!ママ、俺の最後のワガママ聞いてくれ!!
それでは聞いてください、ピピン樋口で「最後のワガママ」